こんにちは。
湘南が好きで移住するも新築は理想から遠く、非公開物件の古家付きの土地を購入して、リノベした「湘南移住 & 家探し」実践ブログのジョウです。
昨今のテレビや雑誌の特集として「定年後は夫婦で田舎暮らし」をしようというキャッチフレーズや自治体が主催するセミナーの案内をよく見かけます。
今日のブログでは、定年後の地方への田舎暮らしや移住する際に考えておきたいことや「移住の断捨離」について書きます。
この記事のポイント!
以下のような人におすすめ!
- 定年後に地方へ移住したい
- 都会から地方移住に失敗したくない
- 定年後に田舎暮らしを考えている
今日のブログの結論は?
定年後に都会を離れたい
定年後でも生活のために収入や仕事は必要です。最近は60歳の定年後に都会を離れて地方へ移住を希望する人が多いと聞きます。
60歳から都会を離れて地方へ移住する事とはどういうことでしょうか?
今日のブログでは、定年後に地方へ移住して終の棲家を探すことの注意点について書きます。
移住とはなにか?
前提として「移住」とは何でしょうか?
単純には「移住」とは、今、住んでいる場所(都会)から、他の地域、場所へ移り住むことをいいます。
一般的には都市部から郊外・地方へ移ることが多いようですが、遠方への引っ越しをイメージしがちですが、地方から都会に移住することもあります。
つまり、定義としては、市区町村を越えた「引っ越し」することを「移住」と言うようです。
移住に必要なこと
移住には一次的や期間限定で生活を移すこともありますが、ここでは「終の棲家」としての移住として話をします。
移住先で生活を前提にすると、衣食住の中でも最低限としてまずは住む場所が必要です。
移住先の住宅は?
戸建てやマンション(アパート)の違いはありますが、不動産を購入するのか、賃貸で暮らすのか、どちらにしてもある程度はまとまったお金が必要です。
地方へ移住する場合の地域の地方自治体によっては様々な支援制度もありますが、ご自身が条件や年齢制限などに該当するか確認が必要です。
移住先の移動手段は?
次に、移住先での移動は都会とは比べもにならないほど不便です。
普段の生活を考えれば車やバイク等も夫婦でそれぞれ一台ずつ必要な場合もあります。
例えば、バスやタクシーがない場合、交通機関の主要駅まで行く必要がある場合は車が前提です。また、買い物先のスーパーや医療機関、役所等の公共施設との距離も重要です。
移住先の仕事は?
最後に仕事はどうするか?
60歳で定年退職後は一切の仕事をせずでも問題がない場合もあれば、仕事は必要という場合もあります。
地方での再就職は厳しいです。パートやアルバイトを覚悟が必要です。
生活費を得るために仕事をする場合もあれば、一日中、家に籠っているわけにもいかないので何らかの仕事をしたい、というケースもあります。
都会でも地方でも社会の一員として生活する必要があるので、何かしらの仕事には携わった方が良いでしょう。
それは、結果として、その地域、地元のコミュニティに馴染むことができるかどうかという問題でもあります。
町内会の会合にも参加する必要があったり、消防団の参加が必要だったり緊急時の時の防災訓練など、そして、町おこし等のイベント等にも参加が必要だったりします。
移住先を終の棲家にする
では、終の棲家とは何でしょうか?
前提として、定年後の最後の最後に住む家を言う場合が多いです。終の棲家がイコール、地方へ移住する、ではありません。
都市部で住み続ける事でも「終の棲家」の場合もあります。終の棲家として地方移住を選ぶ場合の考えるポイントがあります。
つまり、終の棲家は「どこで」「どこに」「どうやって」の3つを考える必要があるからです。
終の棲家を「どこで」?
現在、住んでいる場所に住み続けるのか?地方に移住するのか?、もしくは海外へ移住する?のか、などです。
終の棲家を「どこに」?
何処に住むのか?例えば、新築の戸建て、中古住宅なのか?
アパート・マンション、もしくは高齢者施設、二世帯住宅にするのか?
終の棲家を「どうやって」?
最後は、賃貸か購入か?その費用は?方法は?
では、老後の収入や貯蓄はどうなっているのか?
と言ったポイントにより大きく異なります。
終の棲家を「誰と」?
そして、最も重要なことはご家族は?一人なのか?夫婦で揃ってか?
もしくは二世帯住宅をするのか?という点です。
例え今は健康でも生活に必要な施設(店舗や公共施設、公共交通機関の駅)までの距離。
病院など、医療設備、もしくは介護が必要となった時の介護サービスなど10年先、20年先に年齢を重ねていく前提で確認することがあります。
年齢を重ねると体力や筋力は間違いなく衰えます。今は良くても、このまま同じように生活することは厳しいです。
都会と比べて移住先の賃料や土地などが安いからと後先の事を考えずに広く大きい家を購入や賃貸すると掃除や手入れが大変な負担を受ける事もあります。
移住する前に「断捨離」のすすめ
移住には、先ずは生活や過去を全てを「断捨離」することから始めると良いと思います。
家の中の家具や物、衣類などを断捨離(処分)するという方法論で断捨離するという言い方がありますが移住すること自体を「断捨離」する判断が必要だと思います。
移住の断捨離のポイント
では移住を判断するための「断捨離」するポイントを整理します。
大きく5つのポイントがあります。
あくまでも考え方として、移住するために整理する際に使用するという意味ですので、参考程度に考えてください。
ポイント1:生活するエリアや友人、親戚、仲間とは?
まず、現在の全てを捨てて移住するという人はいないと思いますが既存の様々な繋がりを整理することが重要です。
それは、例えば、よく利用する、生活する場所やエリア、地域、もしくは、友人や親戚は、どの地域に、どれだけいるのでしょうか?
友人と集まる場所や趣味や仕事、買い物先、ボランティア活動などそして、親戚やお墓など等、どの地域にどれだけいるのでしょうか?整理が必要です。
移住する事で、そのエリアから離れる事で、大きく変わりますので想像してください。
ポイント2:生活のリズム、1日、1週間、1か月、1年の活動を整理する
1日から平日や週末の1週間、そして1か月から季節毎の年間を通してどのような生活パターンでしょうか?
移住することでその生活リズムはガラッと変わります。想定範囲でしょうか?事前にイメージすることが重要です。
ポイント3:移住の目的は?すぐ明確にできない場合は「保留」も必要か
そもそも「移住の目的」や「終の棲家」を探す目的は何でしょうか?
趣味のガーデニングをしたいのか、スポーツをしたいのか山登りや読書、等など。移住の目的は「何もしない」「したくない」という事はないと思います。
単に都会を離れて「のんびりしたい」は絶対にないです。移住は大忙しで、体力的にも精神的にもかなりの重労働です。
もし本当に何もしたくないが目的であれば移住すべきではありません。いまのその場所にいた方がリスクもなく安全です。必ず失敗、後悔します。
ポイント4:移住が必要と判断した内容は本当に必要か?
では、移住の目的で挙がったその内容は、本当に移住先でしか解決しない内容でしょうか?つまり、本当に移住することが必要でしょうか?
もし今のいる環境では実現しない理由があるのでしたら、先ずはそれを解決すべきです。
いま、解決しない問題や後回しにした内容が場所を移住したことで、決して解決はしません。
朝起きたら勝手に誰かが世の中が変わっていて「すべてを解決した」なんてことは漫画の世界です。
ポイント5:無理に移住しようとしないこと
ここで結論です。
移住の断捨離として、結果として「移住しない」ことも必要だという判断が必要です。
移住してすべてを変えたい、という目的でしたら「移住は止めて」今の場所にいるべきです。
結果として、移住しても、その地域が嫌になり、その地域の問題にして(言い掛かり)のようになり、またもとに戻ることになるでしょう。
逆に言えば、各ポイントに全て筋が通った理由があって周りの協力もあるのなら直ぐにでも移住をお勧めします。
移住の失敗や後悔をしない
とはいえ、先ずは期間限定でお試し移住をお勧めします。
複数の場所を移住先の候補として悩んでいるのなら、それぞれの地域に宿泊したり、訪問を繰り返すことも必要でしょう。季節や曜日、時間帯を変えることも必要です。
住宅を探すのなら不動産会社や仕事関係、自治体など周りの協力が必要な場合、その人たちと良い関係を築くことができそうか、という判断もあってよいと思います。
つまり、移住は改めて冷静になって考えることが必要です。
決して移住することが目的で、終わりではありません。移住したあとの長い生活が始まる開始の段階に過ぎないのです。
私の勝手なおススメ先は湘南
そして、私の独断と偏見ですが、おススメの移住先は、もちろん湘南エリア(藤沢、鎌倉、茅ケ崎、平塚など)が最適だと思います。
その理由は別のページで書いたので参考にしてください。こちらです。
湘南は地方へ移住する範囲には入らないかもしれませんが、湘南は田舎でもあり、都会でもある、最高なロケーションだと思います。
まとめ
今日のブログでは、定年後に地方へ移住して終の棲家を探すことについて考え方について書きました。
移住という言葉は、何かワクワクして良いイメージがあるかもしれません。ですが、想像以上に大変な苦労があります。きれいごとではありません。
お金や人関係も含めて、ドロドロとして世界に飛び込む覚悟と決意が必要です。移住することが目的で最後ではありません。そこからの生活があるのです。
80後半の平均寿命の時代として、定年後(60歳)から考えると、平均でも20年から30年弱の生活が待っています。
とは言え、10年の場合もあれば、30年の場合もあり得ます。何が起きてもおかしくない時代、年齢になっていることを自覚が必要です。
先ずは「移住の断捨離」として、考え方や整理の仕方を書きました。後悔せず、楽しい長い老後を過ごすためにもぜひ参考にしていただければ幸いです。