新築や中古の住宅、戸建ての購入に悩んでいませんか?
ここ数年、首都圏だけでなく、ここ湘南エリアも高騰が続いています。まさにバブルの再来という感じです。
この記事では、自分の年齢や年収から住宅購入の予算を計算する方法を紹介します。
また湘南エリアの新築の戸建ての相場についても説明します。
満足できる湘南ライフの一助になれば幸いです
このページの対象は?
お勧めしたい人は?
- 湘南エリアで新築や中古の戸建てを購入したい
- 住宅ローンを組んで戸建ての購入に失敗したくない
- 自分の年齢や年収から住宅購入ができる予算の目安を知りたい
家の値段は幾らが適正か?
戸建てを購入する際に最も重要な問題の一つが予算の設定です。
実際に戸建てを購入した様々なデータや実例から、ご自身の年収や年齢で住宅の購入ができる予算の目安を紹介します。
戸建ての購入に必要な費用をベースに「湘南暮らし」に役立ててほしいです。
戸建てを取得する平均年齢の事例
令和3年3月に発行された国土交通省住宅局の「令和2年度 住宅市場動向調査」の報告書を見ると、
世帯主の年齢を「一次取得者」の注文住宅は38.9歳で、分譲の戸建住宅は37.4歳です。
分譲マンションは39.3歳です。いずれにしても30代後半から40歳前後くらいです。
令和2年の、国の「民間給与実態統計調査」の資料ですが、
30代後半(35~39歳)、平均437万円、男性518万円、女性311万円という結果があります。
将来、家族が増えることや共働きを続けることができないことも考える必要があります。
年収でシミュレーション
自分が考える理想の家や地域の土地の値段は人それぞれ違います。
ですが、ご自身が購入可能な予算の目安はいくらまで可能かは、およその計算値や方法があることはご存知でしょうか?
金融機関から借りることができる金額は、古くから年収の約5~6倍とされています。
現在の低金利の背景もありローンを組む際は7倍程度、更に最近では8倍から9倍程度まで膨らんでいるようです。
住宅購入の予算目安は?
ローンの返済金額は年収の20から25%以内程度であれば無理なく返すことができる、とされています。
月の割合で食費や光熱費、通信費などで8割程度は必要で、2割が家賃やローンに充てると安全です。
「ちょっと予算オーバーだけど、みんなこのぐらい借りているみたいだから大丈夫でしょ!」
と安易に住宅ローンを組むのは絶対にNGです。
例えば、年収が500万円とすると年間で100万から125万円程度。
つまり月額で8万から10万程度くらいのローンを組むことができる可能性があります。
年収から3800万円の借入をする
月々の支払額が10万円のローンから逆算すると借入額3800万円となります(期間35年、変動金利0.625%、ボーナス払いなし)
これを元に、他に必要な金額として、諸費用や頭金(自己資金)なども考慮すると下記のようになります。
自己資金 100万円の場合、物件3680万円 + 諸費用220万円 で借入3800万円。
金融機関は、できる限り借りてほしいので、もっと貸してくれる可能性はありますが気をつけてください。
繰り返しますが、安易に住宅ローンを組むのは絶対にNGです。
住宅購入の頭金はいくら必要か
頭金は購入費用の最低でも2割が定番で、3割あると良いとされています。
とは言え、貯蓄がない世帯がほとんどと言う調査結果もありますので最後は銀行の判断次第です。
住宅購入予算の試算方法です。
例えば、年収500万円の場合で、年収倍率を6倍に設定した場合は、
年収 x 年収倍率 + 自己資金
500万円 x 6倍 = 約3000万円 + 自己資金(800万円)=3800万円
計算上では3800万円が一つの住宅購入が可能な目安の予算とします。
湘南に3800万円の新築戸建てはあるか?
各社の不動産会社のwebサイトや検索サイトを見ても現時点(2022年6月)で、
新築戸建てで3800万円があることはありますが。
その間取りや地域、駅からの距離、などなど、理想にあいますか?
具体的に、大手の優良「不動産情報サイト」のアットホームで検索すると
「一戸建て」の「藤沢市」価格相場推移をみると、1年以上前の2021年5月の平均値は4000万円ほど。
今年の2022年の5月には、なんと4800万円になっていて。この1年間で20% も上昇しています。
湘南の海側の戸建ての相場は?
更に藤沢市のJR東海道線の藤沢の海側の住所に絞って調べると
5000万円台後半からで6000万円台、7000万円台となります。
広さにより億を超える物件もあります。
中古でも値段が変わらない物件もあります。
間取りは3DKや3LDK以下に絞ってもです。
マンションは多少は違いますが物件数は相変わらず少ない状況は変わりないです。
もちろん、東京都内の23区の戸建てやマンションは更に多くの予算が必要かもしれませんが。
年収や間取り、土地の広さの違い
個人の事情として、年齢や年収、家の間取り、土地の広さの違い、更には自己資金により、大きく違います。共働きだったり2世帯の住宅にする、という事もあります。
とは言え、6000万円の新築戸建てを仮に自己資金があったとしても8割で5000万円のローンを組むことは本当にどうなんでしょうか。余計なお世話ですが心配になります。
フラット35で月額17万円はキツイ
例えば、フラット35年の固定ローンを組んだ場合、計算上は月17万円の返済となります。
それもボーナス前提で払い続ける必要があります。
参考:フラット35のシミュレーションはこちら確認できます。
年収が上がり続ける時代ではない、今の世の中では17万円の返済額は大きな負担だと個人的には思います。
住宅以外の教育関係や親御さんの事も考えるとローン(借入)は真剣に考える必要があります。
まだまだ高騰する可能性がある
海や自然が近く首都圏への通勤圏として人気が高い湘南エリアの土地の推移は天井が見えません。
更に世界的な建物の資材高騰の問題もあり、湘南で戸建てを購入することは「夢の夢」になっている気がします。
中古物件でリノベーションする
そこで、私の提案は新築戸建て以外の方法として中古物件を購入しリノベーションする方法をおススメしています
コスト的なメリットはもちろんありますが湘南ライフを満喫できる事、間違いなしです。
場所も間取りも自分の理想的な暮らしを実現できる可能性があります。
別の機会で書きますが、中古住宅は20年か30年も経つと評価がゼロになります。
つまり土地だけの値段で売りに出ていることが多くあり、物件によりますが、リノベーションをすることで理想の家を手に入れることができるのです。
家の値段は幾らが適正かまとめ
今日は戸建てを購入する際に必要な費用や年収から幾らの物件が購入できるかを書きました。
自分がローンを組むことができる金額をベースに換算し場所や間取りを消去法で決めるという方法はきっと後悔します。
そもそも自分の理想やイメージと異なる住宅を購入してもハッピーでしょうか?
湘南に移住して、長くローンを組んで生活をするのなら、本当に満足する住宅を探しませんか?
湘南の移住者は意外に中古物件を購入しリノベーションする方法で湘南ライフを満喫している人も多いです。
移住後の湘南ライフの一つの選択肢としてぜひ検討して欲しいです。
一生に一度の人生です。一緒に湘南ライフを満喫しましょう!