中古の戸建てを購入しリノベーションすることに悩んでいませんか?
実は私もリノベーションを実施した後に知ったことや後悔、デメリットは幾つもありました。
致命的なほどではないですが。
このブログでは、過去にさんざん移住やリノベーション、リフォームのメリットを紹介したり、勝手に体験談としておススメしてきました。
今日はリノベーションの悪い面のデメリットについても紹介します。
ブログを読み終えると、よりリノベーションについて悩みや迷いが増えるかもしれません。
ですが、それも知った上で、踏まえた上で前向きに移住やリノベーションを検討して欲しいと思います。
なぜなら、事前に知っていればそれなりに対策も打てるからです。
この記事のポイント!以下のような人におすすめ!
- 中古の戸建てを購入しリノベーションしたい
- リフォームやリノベーションのデメリットを知っておきたい
- 中古の住宅(マイホーム)の購入を考えている
リノベーションのデメリット
リノベーションの良いことばかりをクローズアップしてきました。
しかし良いこともあれば悪いこともあります。
リノベーションのデメリットについて実体験を踏まえて説明します。

コストが必要以上にかかる可能性も
リノベーションは、割安な中古物件をベースにしているので建物の土台や柱・梁など構造や基礎に関わる部分が傷んでいることもあります。
外側からでは判断できず、購入後、解体してみて初めて分かる事も多くあります。
瑕疵(契約で定められた機能が果たせないような欠陥・不具合)があったとしても物件が古すぎる場合、問えない場合もあります。
結果、想定外の補修費の出費もありますので、やはりプロのサポートや協力関係はとても重要です。
大規模な工事を行うと、それだけ費用がかさんでしまうため建て替えのほうが安上がりという可能性もありえます。慎重に調査をしましょう。
耐震性について時期を確認する
日本は地震が多い国です。耐震基準は、過去に大きな地震があるタイミングで見直しがされています。
たとえば1981年(昭和56年)には、大きく改正がされ、1980年以前の建物は「旧耐震基準」、1981年以降は「新耐震基準」と呼ばれています。
また、2000年の改正は新耐震基準がより強化されています。81年の新耐震基準をより細かく強化する基準が設けられました。
中古の住宅の購入は建築された時期をしっかり確認し、必要があれば耐震性能を強化する必要があります。また、自治体によっては助成金などの制度もあったりします。
理想の間取りにできない可能性
構造上の問題で、理想通りの間取りや位置に施工できない場合もあります。
柱や壁など素人が必要か必要でないかの判断はできません。プロに相談が必要です。
基礎や構造に問題がなくても古い設備や内外装などの改修工事は必ず必要だったりします。
具体的には、住宅設備(キッチン・バス・トイレ・洗面台・給湯器・照明など)、内装(室内床・壁・天井)、外装(屋根・外壁・窓・玄関など)は予め交換し新しくする前提くらいの方が良いでしょう。
もちろん、十分な資金計画を検討する必要があります。
施工会社で大きく影響される
建築や不動産の取り扱いには、国の資格が必要だったりするくらいですので、素人ではわからない部分も多いです。
自分に合ったリノベーションの施工会社を選ぶ必要があります。
しかし、このリノベーション会社を選ぶことが一番の大きな負荷かもしれません。
時間をかけて何度もコミュニケーションをとる方法以外ないです。
見積もりを複数社に同じ項目で依頼して、同じ質問をして、回答を見比べることは当然です。
それ以上にリノベーションの考え方や方針、代表者や担当者、施工を実施する人(大工さん)まで近いか等も重要です。
(間に2,3社も入る事もあり得ます。費用が膨らむばかりでなく、責任者は誰なのか、明確になっていない事もあります。)
例えば、webサイトやインスタグラム等だけでは良い事ばかりの事しか記載がないので
その会社のオフィスに訪問するとか過去の実例や実績の情報を得る、など方法はあります。
更に依頼したい事項として、その会社が施工実例の戸建ての家族を紹介していただく等もあります。
もし、良くない会社ですと断られる場合もありますが、施工後に良い関係があるなら紹介はしてくれると思います。
リノベーションの施工会社の選び方は別途、別の機会で書きたいと思います。
住宅ローン審査が厳しい
中古住宅を購入してリフォームする場合、新築住宅よりも住宅ローン審査が厳しい場合があります。
もちろん、個人の収入や自己資金、場所にもよりますが土地の担保評価が厳しいと、よりローン審査が厳しくなる可能性があったりします。
中古住宅(土地含む)の購入にあたっては、新築以上に柔軟な資金計画が必要です。
厳しい審査ゆえに希望する額の満額を借り入れできない可能性もあります。
ある程度の自己資金を積み増しておくなど、準備が必要です。
とはいえ、新築で戸建ての購入程の予算は必要ないと思います。
トータル的なコスト的なメリットが大きいので、中古住宅の購入とリノベーションが総合的には良いという結果にもなるはずです。
完成まで工期が長くなる可能性も
新築や注文住宅と大きく違う点は予定通りに工事が進まない場合が多くあります。
結果、完成までの期間、入居ができないこともあります。
入居できない場合、例えば、賃貸で仮住まいしている場合は余計に費用がかかりますし、賃貸物件の契約上、いつまでに退出する期限があったりすると大変です。
施工会社に工程表を出してもらってもすんなりいきません。
工程より期間の余裕を持って考える必要があります。
瑕疵担保や保証がない場合も
築年数にもよりますが、雨漏り等、瑕疵が通らない場合もあるので、承知の上で契約する必要があります。
売る側からすると、土地を売るのであって建物は評価ゼロです、と。
家は壊さないで建っているだけなので、リノベーションして住むのは自由だが、何かあっても文句は言わないでね、という条件があったりします。
それを踏まえても気に入った場所や価格かどうか、総合的な判断が必要です。
住宅ローン控除を受けられない
最近(2022年以降)の情報では法改正もあったようですが、中古住宅は、長期優良住宅や低炭素住宅、省エネ基準の適合した住宅でないと、住宅ローン控除を受けることができませんでした。
新築の戸建ての購入の場合、毎年の支払いをする所得税や住民税が軽減されるメリットがありました
中古住宅の購入の住宅ローンの場合にはこの控除がなく、大きな負担となっている場合もあります。
世の中の流れ的に、空き家の問題や少子高齢化社会という事で、中古の住宅の購入を進める動きもあり法改正が進んでいます。
今後は更に中古住宅の要件が緩和されることに期待したいです。
この辺りは、専門家や不動産会社の担当者に確認をして欲しいですが、昔よりは良くなっていることを知っておいて欲しいです。
リノベーションで失敗しない方法
中古の住宅の購入やリノベーションのデメリットは単なる「特徴」や「個性」でしかないです。
デメリットは「リノベーションの失敗ではない」ので、もし失敗しない方法があるとすれば、それは、多くの体験談、失敗談を参考にするしかないです。
多少の想定外があっても対応可能な範囲ならよいという気持ちが大事で、時間をかけて余裕をもって冷静な判断が必要です。
中古の住宅の購入もリノベーションする事の選択権は自分にあるのです。
業者のセールス文句で「今しかダメです、直ぐに他に買い手が出ます」とかに惑わされてはいけません。
そして家族や周りの協力が必要です。
決して自分一人で判断をせず、周りの意見も聞きましょう。
「リノベーションのデメリット」まとめ
今日はリノベーションのデメリットを書きました。
中古物件の売買やリノベーションは今後も増える可能性があると思います。
リノベーションは今よりもっと一般的になっていくでしょう。
デメリットについて多くを書きましたが、確実に言えることは新築戸建ての購入とは違う楽しさもあります。これは間違いないです。
後悔しないように多くの情報を得て自分で決断をしましょう。
そして中古リノベーションは自分たちが主人公です。
理想を叶えて、毎日の生活を満足と満喫できることを願っています。
それでも湘南に移住したいと思ったら