こんにちは。
「湘南移住、戸建て購入する前に読むブログ」を運営しているジョウです。
いつかは「湘南に住みたい」
そう思ったことがある人は、多いのではないでしょうか。
- 海が近い。
- 自然がある。
- 休日はサーフィンや散歩を楽しめる。
- 都心にも電車で行ける。
湘南には、都会とは少し違う暮らしがあります。
私自身も、都内から湘南へ移住して25年以上になります。
最初は賃貸で暮らし、その後45歳で中古戸建てを購入しました。
そして現在55歳。
湘南で暮らして10年以上、家を購入してからも10年が経ちました。
長く住んでいるからこそ思うのですが、
湘南は「誰にでもおすすめできる街」ではありません。
もちろん、湘南で暮らして良かったと思っています。
一方で、移住前には分からなかった不便もありました。
夏の渋滞。
湿気。
海に近いことによる家の傷み。
東京への通勤。
広い庭の管理。
住宅費や車などの生活コスト。
そして、観光地としての湘南と、実際に暮らす湘南には大きな違いがあります。
この記事では、
「湘南移住はやめたほうがいい」
という話をするのではありません。
25年以上湘南で暮らしてきた私の経験から、
「こんなことを重視する人は、湘南移住後にギャップを感じやすい」
というポイントを紹介します。
これから湘南への移住を考えている方は、ぜひ「自分に当てはまるか」を考えながら読んでみてください。
湘南移住で後悔しやすい人には共通点がある
湘南への移住を考えるとき、多くの人は良い部分から考えます。
海の近くに住みたい。
自然のある生活をしたい。
休日をゆっくり過ごしたい。
家に庭が欲しい。
これは当然のことだと思います。
私も同じでした。
ただ、移住してから25年以上暮らしてみると、
「湘南で何を得られるか」より「湘南の不便を受け入れられるか」
のほうが重要だと感じます。
湘南には湘南なりの不便があります。
その不便を「仕方ない」と思えるのか、それとも「こんなはずじゃなかった」と感じるのか。
ここが、移住後の満足度を大きく左右すると思います。
東京への通勤時間を甘く考えている人
湘南移住を考える人にとって、かなり重要なのが通勤です。
特に藤沢、辻堂、茅ヶ崎などから東京方面へ通勤する場合、
「電車で1時間くらいなら大丈夫」
と考えている人もいると思います。
しかし、実際には、
駅までの移動。
電車の乗車時間。
朝の混雑。
帰宅時間。
駅から自宅までの移動。
これらを全部合わせて考える必要があります。
私自身、湘南へ移住してから長い間、都内へ通勤してきました。
現在も湘南から都内へ通っています。
だから、
「湘南から東京への通勤は無理」
とは思いません。
一方で、
「楽だからおすすめ」
とも思いません。
毎日のことだからです。
片道の通勤時間が1時間を超えると、それだけで年間ではかなりの時間になります。
だから湘南移住を考えるなら、
「東京まで何分か」ではなく、「自宅を出てから会社に着くまで何分か」
で考えることをおすすめします。
さらに、週5日出社なのか、リモートワークがあるのかでも大きく変わります。
通勤については、実際に25年以上湘南から都内へ通ってきた経験をこちらの記事にまとめています。
「湘南から東京へ通勤はつらい?25年以上通勤して分かった『移住前に知っておきたい現実』」

「海の近くなら近いほどいい」と考えている人
湘南移住といえば、やっぱり海です。
「海まで徒歩5分」
「海が見える家」
「海まで自転車で行ける」
そんな暮らしに憧れる人も多いと思います。
私も湘南に移住した理由の一つは、海の近さでした。
ただし、実際に住んでみると、海が近いことにはメリットだけではありません。
海に近いほど、
湿気。
強風。
塩害。
自転車や車の錆。
家の外壁や金属部分の劣化。
などを意識する必要があります。
もちろん、海から少し離れたからといって、これらの影響が完全になくなるわけではありません。
ただ、
「海に近い=必ず快適」ではないことは知っておいたほうがいいと思います。
海の近くに住みたい人ほど、
「海から何分か」
だけではなく、
「その場所で10年、20年暮らしたらどうなるか」
まで考えておくと安心です。
湘南の「観光地としての顔」しか見ていない人
これは移住前にぜひ知っておいてほしいことです。
観光で訪れる湘南と、実際に暮らす湘南は違います。
休日に海へ行く。
おしゃれな店で食事をする。
海沿いをドライブする。
こうした湘南は、とても魅力的です。
しかし、生活になると、
スーパーへ買い物に行く。
病院へ行く。
仕事へ行く。
子どもを送迎する。
ゴミを出す。
庭の草を取る。
家を修繕する。
という毎日が待っています。
そして夏になると、観光客が増えます。
道路が混みます。
海沿いの道だけではありません。
普段使っている道路や商業施設まで混雑することがあります。
観光で訪れたときには、
「湘南っていいな」
と思っていた場所が、
住んでみると、
「今日はどこへ行っても混んでいるな」
となることもあります。
だから、移住先を決める前には、休日だけではなく平日にも現地を見ておくことをおすすめします。
できれば、
春。
夏。
秋。
冬。
と季節を変えて見てみると、さらに分かることがあります。
湘南に移住デメリットは「詳しくはこちら」を参考にしてください。

自然の「不便さ」を受け入れられない人
湘南には自然があります。
これは大きな魅力です。
でも、
自然があるということは、
自然による不便もある
ということです。
たとえば、湿気。
雨が続くと洗濯物が乾きにくい。
カビ対策が必要になる。
庭があれば雑草が生える。
虫も出ます。
木を植えれば枝が伸びます。
落ち葉も出ます。
私自身、庭のある中古戸建てを購入して10年以上暮らしていますが、庭は「広くて良かった」だけではありません。
雑草との戦いもあります。
庭木の剪定も必要です。
年齢を重ねるほど、
「この庭をあと10年、20年管理できるのか?」
と考えるようになりました。
それでも私は庭を手放したいとは思っていません。
果樹を植えたり、野菜を育てたり、庭で楽しめることもたくさんあるからです。
つまり、
自然を楽しみたいなら、自然の手間も一緒に引き受ける必要がある
ということです。
ここを楽しめる人なら、湘南の庭付き住宅はかなり面白いと思います。
「湘南なら生活費も安い」と思っている人
「東京から湘南へ移住すれば、地方だから住宅費も生活費も安くなる」
と思っていると、少し注意が必要です。
湘南といってもエリアによって土地価格は違います。
駅に近い。
海に近い。
人気の住宅地。
広い土地。
こうした条件を求めれば、住宅価格は当然上がります。
さらに戸建ての場合は、住宅ローンだけではありません。
- 固定資産税。
- 火災保険。
- 修繕費。
- 車。
- ガソリン代。
- 庭の管理費。
家電や給湯器など設備の買い替え。
こうした費用もかかります。
私自身、45歳で中古戸建てを購入し、10年間暮らしてみて強く感じたのが、
「家は買ったら終わりではない」
ということでした。
購入時の価格だけではなく、
「買った後に毎年いくら必要なのか」
まで考えることが重要です。
特に50代以降で家を購入するなら、住宅ローンだけでなく、老後に残すお金まで考えておく必要があります。
「理想の湘南の家」を先に決めすぎている人
これは私自身の経験でもあります。
湘南に移住するなら、
- 新築がいい。
- 海に近いほうがいい。
- 庭が欲しい。
- 広い家がいい。
- できれば駅にも近いほうがいい。
最初はそんなことを考えていました。
ところが、条件を増やしていくと、当然ですが予算に収まりません。
そこで私は、家探しの考え方を変えました。
「新築の家を買う」
ではなく、
「湘南で暮らせる土地を探す」
という考え方です。
その結果、45歳のときに購入したのが築20年ほどの中古戸建てでした。
購入時点で建物の評価はほぼ0円。
言ってしまえば、
「土地を買ったら、まだ使える家が付いてきた」
ような家です。
新築ではありませんでした。
しかし、10年間暮らしてみると、
「家そのものを新品にすること」より、
「無理のない住宅費で湘南に暮らすこと」
のほうが自分には重要だったと分かりました。
この経験については、こちらの記事で詳しく書いています。
「築20年『建物0円』で買った湘南の家。10年経って分かった新築より圧倒的に心がラクな理由」

湘南移住に向いているかどうかは「好き」だけでは決まらない
ここまで、
「湘南移住で後悔しやすい人」
について書いてきました。
でも、逆に考えてみると分かりやすいと思います。
湘南の、
海。
自然。
少し不便なところ。
観光地としての混雑。
庭の手入れ。
東京への通勤。
そうしたものを含めて、
「それでも湘南で暮らしたい」
と思えるかどうかです。
私は25年以上湘南で暮らしています。
その間、
「東京に戻りたい」
と思ったこともあります。
もちろん、不便に感じることもあります。
それでも、湘南を離れたいとは思いませんでした。
なぜなら、休日に海へ行ける。
庭で植物を育てられる。
仕事が終わって家に帰れば、都心とは違う空気がある。
そうしたものを含めて、自分には湘南の暮らしが合っていたからです。
湘南移住で失敗しないために、移住前にやっておきたいこと
これから湘南への移住を考えているなら、私は次のことをおすすめします。
平日にも現地を見る
休日だけでは、街の本当の姿が分かりません。
朝の通勤時間。
昼間の住宅街。
夕方の道路。
夜の街の雰囲気。
実際に歩いてみることをおすすめします。
夏に一度は訪れる
湘南は夏とそれ以外の季節で、かなり雰囲気が変わります。
道路の混雑。
観光客。
海沿いの人の多さ。
暑さや湿気。
こうしたものを一度経験しておくと、移住後のギャップが減ります。
駅と海だけでなく「生活圏」を見る
物件を見るときは、
駅まで何分。
海まで何分。
だけではなく、
スーパー。
病院。
ドラッグストア。
銀行。
学校。
幹線道路。
バス停。
なども確認しておきましょう。
実際に生活するようになると、毎日使うのはこうした場所です。
家を買うなら「買った後」まで考える
住宅価格だけで判断しないことです。
住宅ローン。
固定資産税。
修繕費。
車。
保険。
庭。
老後資金。
こうした費用を全部含めて、
「この家を買ったあとも、余裕を持って暮らせるか?」
を考えてみてください。
私自身、45歳で家を購入し、55歳になった今だからこそ、この部分の重要性を強く感じています。
「家を買うなら買った後まで考える」について詳しく書きました

湘南移住を考えるなら、物件探しも「焦らない」
もう一つ、私自身の家探しで感じたことがあります。
それは、
「良い物件がないからといって、妥協して買わない」
ということです。
私自身、湘南でかなりの数の物件を見ました。
そして最初に考えていた「新築」という条件も捨てました。
その結果、今の中古戸建てにたどり着きました。
だから、湘南で家を探すなら、
「今出ている物件の中から、どれかを買わなければならない」
と考えないほうがいいと思います。
ネットで探す。
不動産会社に相談する。
中古戸建ても見る。
土地として考えられる物件も見る。
そして、一般公開されている物件だけでなく、別の情報ルートも持っておく。
選択肢を増やしておくことで、「妥協して買う」という状況を避けやすくなります。
湘南の中古戸建てを探しているなら、非公開物件も情報源の一つに
湘南で中古戸建てを探していると、
「ネットを毎日見ているのに、なかなか条件に合う家が出てこない」
ということがあります。
私自身も家探しをしていたとき、これはかなり苦労しました。
不動産には、一般のポータルサイトだけでは見つけにくい物件情報もあります。
もちろん、
「非公開物件=良い物件」
ではありません。
ただ、家探しの情報源を一つ増やすという意味では、無料で利用できる非公開物件情報サービスを使ってみる方法もあります。
ネット検索と併用して、
「条件に合う物件が出てきたら知らせてもらう」
という状態にしておけば、毎日自分で探し続ける負担も減らせます。
私なら、湘南で本気で家を探すなら、公開物件だけに絞らず、情報源をできるだけ増やしておきます。
湘南の中古戸建ては“非公開”が多い?物件情報を見逃さないための無料サービス

まとめ|湘南が向いていないのではなく「湘南の暮らしを知らないまま移住する」のが危ない
湘南移住で後悔しないために大切なのは、
「湘南が自分に向いているか?」
だけではありません。
それよりも、
「湘南で暮らすと、どんな不便があるのかを知ったうえで、それでも住みたいと思えるか?」
だと思います。
東京への通勤。
夏の渋滞。
湿気。
塩害。
虫。
庭の管理。
車。
住宅費。
観光地としての混雑。
こうしたことを知らずに、
「海の近くで、おしゃれで、のんびり暮らせそう」
というイメージだけで移住すると、ギャップが大きくなります。
逆に、
「多少不便でも海の近くで暮らしたい」
「庭の手入れも楽しみたい」
「車が必要なら車を使えばいい」
「東京への通勤も工夫すれば続けられる」
「家にお金をかけすぎず、湘南で暮らしたい」
と思えるのであれば、湘南は十分に選択肢になると思います。
私自身、都内から湘南へ移住して25年以上。
45歳で中古戸建てを購入して10年。
現在55歳になりました。
今振り返ってみると、
湘南移住で一番大切だったのは「理想の湘南暮らし」を追いかけることではなく、
自分にとって無理のない暮らし方を見つけることだった
と思います。
湘南は、観光する街と住む街では少し違います。
だからこそ、移住を決める前に、良いところだけではなく、面倒なところや不便なところも見ておいてください。
そのうえで、
「それでも湘南に住みたい」
と思えたなら、そのときが本当の意味で湘南移住を考えるスタートなのだと思います。

