中古住宅のリノベーション工事に魔法はありません。どこかのテレビドラマに騙されてはいけません!
リノベーションの工事会社を選ぶ方法は時間をかけて、面倒くさいことをコツコツと実施をするだけです。結果、それがリノベで成功する近道です。
マイホームは人生で一番大きな買い物になるはずです。
それも多くの人はたった1度キリでしょう。手間や時間をかけて間違いをしないようにしましょう。
今日のブログは、私が体験や実践したリノベ工事会社の選び方について書きます。細かいチェックをすることで、最適な素晴らしい工事業者と出会える可能性が高まります。
この記事のポイント!以下のような人におすすめ!
- 戸建てやマンションをリノベーションする予定がある
- リノベーション(リフォーム)工事会社の選択に失敗したくない
- 自分達にあったリノベ工事業者を探したい
失敗しないリノベ工事業者の選び方
大手企業や有名企業だからリノベ施工会社は「安心」で「大丈夫」は絶対にあり得ません。
リノベーションやリフォーム工事に「絶対はない」のです。
大手リノベーション会社のリスク
逆にブランド力があって有名な企業だからこそ価格が割高だったり、施工を実施する会社が「子会社や孫会社請け」や「ひ孫請け」更に「玄孫請け」する場合もあり、失敗するリスクがあったりします。
つまり窓口の会社から、実際に工事する会社まで何社も間に入る事で、責任の所在が曖昧になり、費用も膨らみ、情報が伝わらず、デメリットだらけの場合が多いです。
これは本当の話しです。
もちろん、年間を通して工事施工数が多く、安定していることで、工事期間や人の手配が出来たり、ノウハウが貯まる場合もありますが、逆の面のリスクの方が多いです。
最悪の場合は、施工不良や違法建築、欠陥住宅という事でトラブルに発展する事も多々あります。
会社の規模が大きい小さいではなく、様々な方法で検討し自分の責任で選択するしかないのです。
リノベーション業者の探し方の実例
リノベーション工事会社ってどうやって探すのか?
色々なアプローチがありますので、幾つかの方法を順番に紹介をします。
地元に根付いた会社を探す
先ずは、その地域に毎日配布される新聞の折り込みチラシが一番です。
良くも悪くも会社が「広告を出す」という事は資金力があり、受け皿としてある程度のパワーがある証拠ではあります。それだけ真剣という証でもあります。
インターネットやSNSで検索をする
リノベーション施工会社がTwitterやインスタグラムで発信をしているから良い会社、やっていないから悪い会社という事ではありません。
参考として、施工事例などの写真がアップされているとイメージを共有することができる点ではメリットがあります。
プロに相談する(一斉お見積り依頼の利用)
地域や条件などを入力し一斉に各社に見積もり依頼ができる方法が最新は流行りです。
物件や工事会社を選択する手間が省けて良いです。
例えば要望や希望に基づいて、家づくりに必要な「間取りプラン」や「資金計画」「土地探し」等を無料で提案書が届く「タウンライフの家づくり」サービスがあります。
一切、無料なので、先ずは相場観や情報を得るためとして利用する事でも良いと思います。色々な情報を元に、徐々に考えや方針、予算等、明確になる事もあります。お勧めします。
周りの親戚、知人の紹介で探す
友人の紹介で探す場合、手間が省けて良いですが、予算や内容が違うので止めておいた方が無難です。たまたま良いリフォーム会社と知り合えれば良いのですが、そうでない場合は断るにも大変です。
断る場合、友人の顔を立てたり、結果、友人との関係が壊れる事もあります。
ですので、親戚関係の紹介は私はおススメはしません。かえって、理想と違う内容や予算で受けざるを得ない状況は悲惨です。リスクが高いです。
地道に自ら歩いて足で探す
家の近くや通り道のリノベーション施工会社等、直感で探すという方法もあります。
という事で、色々な方法があるのですが、ここで労力を惜しまず、多くの会社と会い、話をすることは間違いありません。成功への近道はありません。コツコツと進みましょう。
リノベ業者の選び方、決め手、ポイントは?
大前提として、ご自身のリノベーションのプランがあると思いますが、実施するために必要な条件は何でしょうか?
また、リノベーション工事会社といっても万能ではありません。
大きさや役割、向き不向きがありますので注意しましょう。
単純にマンションや戸建てという事もありますが、部分のリフォームしかできない、という会社もあります。過去の実績や事例を確認しましょう。
単純に好き嫌いかもしれませんが、担当者で選ぶ方法もあります。
人と人ですので感覚的に合う合わないがありますが、長い付き合いになるので重要な要素です。
コスト重視
例えば、内容は決まっているので、あとは単純にコスト重視という方法もあります。
コスト重視の場合は、各社に相見積もりを取り、条件を比べる事で選択できます。
部分的なリノベーション工事なら良いかもしれません。また、内容よりもコスト内で納める事が最優先であれば、この方法でも良いでしょう。
工事現場の担当者の顔が見えるか?
リノベーション施工会社の多くは営業マンが対応する事が多いです。
ですが、実際には担当する大工さんなどは、別の会社だったり、更に孫請負(業者の先の業者)だったりします。
これがやっかいで、正しく情報が伝われば良いのですが、そうでない事が多いです。
もちろん、間に企業が複数入れば入るほど、費用が膨らんでいきます。つまり無駄なコストの出費となります。
打ち合わせの際に、現場の工事担当者がどのような人か立場の人なのか、確認をしておくとトラブルが減る可能性が大いにあります。
アフターサービス重視
リノベーションは工事を実施した後も大事です。
完成した後のアフターサービス面で選ぶという方法もあります。
契約書や内容を確認しましょう。
もちろん、契約があっても常に有償で完成して引き渡し後は、ほったらかしされる場合もあります。
既に施工済みの他の施工後のユーザの声などが聞ける方法があると良いです。安心ができます。
フットワーク軽さ
何かあった際に直ぐ飛んできてくれるか?
という点を重視するなら工事会社がどれだけ家から近くにあるか?という点で選ぶ方法もあります。
つまりフットワークが軽いかどうかも重要です。
あるいは、担当者や大工さんなど人がコロコロと変わったり直ぐに辞める会社もあったりしますので、要注意です。数年後には、社長以外の施工担当者は既に誰もいないという事は良くあります。
ベテランや若手など、どのような人の構成の会社かを見る事も大事です。
相見積もりを取る
相見積もりとは、同じ内容の見積もり、複数社に依頼をする事です。
これは、普通の事で、例えるなら病院で複数の診断を受けるようなものです。
セカンドオピニオンです。
業者側も、相見積もりを前提で承知しています。何も悪い事ではありません。
健全な競争という意味で最低でも3社から5社以上は必要です。
手間は結構かかりますが、同じ項目や単位、数量で合わせることに注意しましょう。
会社のブランド名で選ぶ
ブランド名、大手の有名企業を選ぶ方法もあります。おススメはしませんが、一種の保険という意味で、大手の会社の方が何かあった場合に安心という人でしたら、それも良い方法です。
とはいえ、何かの面で、トラブル可能性はゼロではなく、かえって多い事もあり得ます。
と言うのもリノベーション工事を施工する会社は結果として、外注の会社が担当しているからです。
その会社次第、いや担当する人次第という事もあり得ます。
宅地建物取引の免許の更新、開始を知る
宅地建物取引業を営もうとする企業、会社はは「宅地建物取引業法」の規定により、国土交通大臣又は都道府県知事の免許を受けることが必要です。
期間は5年で更新となります。
つまり、何回更新をしていたか、という数字を見ると、およその継続営業の期間が、歴史がわかるわけです。
数字が多ければ多いほど、長く営業をしていることで、トラブルや問題が少ない可能性があります。
逆に1,2の場合、最近できたばかりという事はなぜ、最近なのか?その前は何をしていたのか?等聞いてみると良いでしょう。
例えば、悪いことをして、一度、廃業にして、改めて会社を興すという事は書類上できてしまったりします。質問だけしてみましょう。
デザイン力、センスで選ぶ
デザインのセンス、提案力で選ぶ方法もあります。デザイン力や提案力は、会社や担当者で大きく異なります。お金を払ってもできないものはできないという事もあります。
もちろん、過去の実績などを確認しましょう。
リノベ会社の方針で選ぶ
リノベーションの方針や考え方で選ぶ方法もあります。環境に対する考え方や動線の見せ方等、方針が色々とあったります。
例えば、どうしてもその会社の拘りの部材や方法を使用したい、という会社もあります。こちらの意見を聞いてもらえない場合もあるので注意が必要です。
リノベーションの施工事例で選ぶ
過去の施工事例で選ぶ方法はとても大切です。
webサイトや紙媒体かもしれませんが、過去にどのようなノウハウや事例があったのかを確認しましょう。
社歴の古さで選ぶ
最後に創業の社歴の古さで選ぶ方法もあります。地元では有名な会社があったりします。これはこれで一つの安心材料ではありますが、最新のデザインではないかもしれません。確認しましょう。
業者には得意の分野がある
リノベ会社には、それぞれ得意不得意があります。
担当範囲というか立場的なものの違いもあります。あるいはエンド顧客と直接、窓口ができる会社から、施工実施する現場の担当まで幅広いだけでなく、そもそも得意な分野しかできないという会社も多いです。これも確認しましょう。
中古の住宅が得意か?新築が専門か?
そもそも、中古住宅が得意かどうかも確認しましょう。
某施工会社は普段は新築メーカー系の新築の現場が多い場合もあったり、リフォームは不得意分野だったりしますので、ズバリ聞いた方が良いです。
部分的なリノベ会社もある
次に、部分的なリノベが得意で、それも設備メーカー系列の会社もあります。
トレイだけとか風呂周り、キッチン周りだけ、という会社もあります。総合的に全部、対応するリノベ会社かどうかも確認しましょう。
デザイン力が得意で施工はしない場合も
リノベというより、デザイン重視の少し高め、という施工会社、集団やチームもあります。
これはこれで、ある程度、予算があるのなら良いかもしれませんが、こちらの要望より、デザイナーの思いが強いと大変な場合もあります。
戸建てかマンションが得意か?
最後に、そもそも戸建て系かマンション系か?という場合もあります。施工事例を確認しましょう。
失敗しない優良な工事会社の見極め方、チェック方法
まず何をもって優良かは人それぞれです。
リノベーションする内容や予算、個人の目的が違うので一概にどの工事会社が良いかはわかりません。
ですが、施工会社を選択し見極める方法や注意するチェック点は同じですので参考にしてください。
相見積もりの項目合わせ
まず業者に依頼する内容は同じ項目や単位、条件で揃えましょう。この前提が重要ですので、見積もり依頼が一番重要です。
つまり、複数のリノベーション会社に見積もりを依頼しても、比較検討する項目や単位、量が異なると正しく比較することができません。
一見、安く見える、高く見える、見積もりでも、トータルで総合的に考えるとその他や別費用部分で大きな予算になる事もあります。
ですので、項目を合わせる事が重要です。
私がお勧めする最近の流行りの方法は「タウンライフの家づくり」サービスがあります。
ご自身のマイホームの要望や希望に対して「マイホーム」作りに必要な「間取りプラン」や「資金計画」「土地探し」等を無料で提案書が届くサービスです。
もちろん、見積もり内容が揃っているので、比較検討がし易い事もあります。ご検討することをお勧めします。手間を省き、本当に重要な内容ぼ部分に時間をかける事ができます。
リノベーション会社の実店舗があるか?
次に工事施工会社に実際の店舗があるか?も大事です。
つまりペーパー上の実態がない会社もあったりするので要注意です。
webサイトのみで、オフィスがない場合もあります。
それが良くない会社とは言いませんが、身軽さ故に、コストを安くしている、というかもしれませんが、果たして責任はどこまでとれるのか?とか心配な気もします。
打ち合わせの訪問を何度でもする
実店舗があるのなら、訪問してお打ち合わせする事もしましょう。
2000万円、3000万円の工事の依頼をするのに、その会社には一度も足を運んだことがないってよくよく考えると恐ろしい話ですよね?
数万円の服や家具、100万円単位の車を買う場合だって、何度も車の販売会社に足を運び、車をチェックして試乗もして、悩んで悩んでから決断をするでしょう。
なぜ、リノベーション会社を選ぶ場合、一度もその会社に足を運ばないで決めるのでしょうか?
多くの人が失敗する場合は、ここを省略しているような気がします。何度でも会社に足を運ぶべきです。そして、その際、工事を担当する現場の方たち等、顔合わせができるとなお良いです。
時間単価や日数単価等の作業料金の定価や標準金額の目安の明示があるか?も確認しましょう。
突然のアポなし訪問をする
予め訪問する日程以外の日に突然、訪問する事も良いでしょう。
施工会社に実店舗がある場合でも、契約する(依頼する)前には、一度、アポなしで訪問をする事も良いでしょう。
過去の施工実績や情報を確認する
その施工会社の情報をネット等で、過去の実績や事例、噂、口コミを調べることもしましょう。過去にトラブルがあり、訴訟の問題やリスクを抱えている可能性もあったりします。
もしくは、工事会社に依頼をして既に施工実績があるユーザ様を紹介してもらうことも重要です。生の現場の声を聞く事が出来ればベストです。
逆に紹介が出来ない、という会社であれば、なぜか?を問いただすことも必要です。
保障やサポートは?
保証やアフターフォロー体制があるか?サポート面として、リノベーションの施工後の対応について確認しましょう。小さなことにも対応してくれるか?
作業範囲や内容でどこから有償で、無償はどこまでか、の範囲も確認しましょう。
施工体制はどうなるのか?
リノベーションの工事を実施する場合、自社で全てを施工する体制か?も確認しましょう。
ほかに更に業者がいるのか?責任者はだれなのか、現場監督はどうなのか?という点も確認しましょう。
チームで他の業者さんと体制がある場合も良いですが、では、その会社の責任範囲はどこまでかを確認しましょう。
見積もり書の他に、施工計画書や調査から施工工事の流れ等のスケジュール資料も確認しましょう。
イレギュラー対応は?
イレギュラー対応の場合についても確認しましょう。
施工後の例えば壁を壊したあと、実際に状態を見て変更する場合があるのかどうか、という点も確認しましょう。後戻りが出来ないところまできて、急に値段が変わるなんてことはないか確認しましょう。
既に実施したユーザ様と面談
最後に可能ならですが、過去に施工を実施した実例の物件やご家族など面談の機会を設けていただき、話を聞かせてもらう、あるいは一度、訪問させてもらうなど依頼する事も良いかもしれません。
担当者との相性も大事
全てをクリアしても、本当の意味で、最後は「担当者」を好きか嫌いで選ぶという方法でも良いです。人ですので、合う合わない、がありますので直観は大事です。
例えば、担当者の身だしなみや、清潔感、メモを取る取らない、連絡をして直ぐに応対があるか、折り返しが早いか、言葉使い、喫煙するしない、などで決めても良いと思います。
「失敗しないリノベ工事業者の選び方」のまとめ
今日は、リノベ体験談として、独断と偏見で私なりに「失敗しないリノベ工事(施工)業者の選び方」をまとめてみました。
私のリノベを実体験としては、およそ10社以上の会社に見積もり依頼や現地調査、お打ち合わせを実施しました。大変でした。また再度はやりたくないです。
ですが最終的には、数社に絞り、複数のチェック視点でリノベーション工事を1社の某社に依頼をしました。
結果、予算範囲内で工事が完了し、工期は多少伸びましたが、無事に完成し満足ができる状態で現在も生活しています。
プロに相談する方法も
私がお勧めする最近の流行りの方法は、マイホームの要望や希望に基づいて、家づくりに必要な「間取りプラン」や「資金計画」「土地探し」等を無料で提案書が届く「タウンライフの家づくり」サービスがあります。
一切、無料なので、先ずは相場観や情報を得るためとして利用する事でも良いと思います。
色々な情報を元に、徐々に考えや方針、予算等、明確になる事もあります。お勧めします。
リノベーション工事後の付き合い
私が依頼したリノベーション工事会社さんとは良い関係が続いており、現在も追加で依頼する事もあります。
何かあればすぐに飛んできてくれる、という良い担当者さん(代表者、社長さん)です。
ちなみに、その工事会社は私たちの依頼後に更に大きくなり、人も増え事務所も移転して、益々拡大しているようです。
このご時世でも、工事の依頼が途絶えない程の大人気の会社になっています。
最後に、今日のブログ内容の一部でも皆さまのリノベーション工事会社を選定する際に、少しでもお役に立てることができれば幸いです。