江の島は関東地方だけではなく日本、いや海外からの旅行者にも有名な観光地。夏は、毎年、大勢の海水浴客や観光客で道路も大渋滞ですが、冬から春にかけてはゆっくりと散歩ができるのでおすすめしたい。
行列のできる腰越漁港のフライ店のアジフライはテイクアウトがおすすめ。トンビに注意が必要!
この記事のポイント!以下のような人におすすめ!
- 湘南の海、江の島が好き
- 新鮮なビッグサイズのアジフライが食べたい
- アニメ、スラムダンクを観たことがある
湘南・藤沢、江の島周辺を巡る散歩コース
まずは、最寄り駅(湘南モノレール江の島駅)から江ノ島電鉄、江ノ電の七里ガ浜駅までの行き方と場所。今日は江の島の実際の島までは行かない散歩コース。
今日の散歩コースの全行程、アクセス、行き方のマップです
開始は江の島駅
【10時~】湘南モノレール「江の島駅」(開始)
湘南モノレールは、JRの東海道線の「大船駅」から「江の島駅」までの約15分程度の珍しい吊り下げタイプのモノレール線。社内からの目線はまるで空を飛んでいるようか感覚を味わえる珍しいタイプだす。
鎌倉、大船の丘陵地帯を抜けて海までのジェットコースターのようなモノレールです。今日は湘南モノレールの「江の島駅」から開始します。
まずは「江の島駅」について紹介すると最近、リニューアル工事をして、とても綺麗になりました。
モノレール自体は地上の5階に止まり、折り返し運転をします。駅の改札も5階にあり、そのまま地上に降りる前に、駅ビル自体が展望台となっていてデッキスペースに出ることができます。
遠くに富士山が見え、相模湾が広がり、伊豆半島の熱海や小田原あたりまで見渡すことができます。右手には丹沢系の山々。手前側は、江の島付近から藤沢市の駅の市街地が観ることができます。
子供だけでなく、大人でも十分に楽しむことができるスペースです。出発前にここでトイレを借りてから行くとよい安心です。
えのしまの「の」「ノ」について?
地上に降りて(出て)、前の道路を渡り、江ノ電の「江ノ島駅」に向かいます。そのまま駅前を通り「江の島」方面に進み、100メートルほどで、右手に曲がり境川の橋を渡ります。ちなみに、
- 湘南モノレールの「江の島」駅は「の」
- 江ノ島電鉄の「江ノ島」駅は「ノ」
- 小田急線の「片瀬江ノ島」駅は「ノ」
- 海に突き出てている島の「江の島」は「の」
- 新江ノ島水族館は「ノ」
とそれぞれ微妙に「の」と「ノ」が違うこと知っていましたか?開業時期によるとのことですが、なんともややこしいですね。
そういえば、茅ケ崎市や駅の「ケ」や「が」も何パターンかあります。面白いです。
今度は小田急江ノ島線の片瀬江ノ島駅。この駅を右に見てそのまま道路を歩き、大きな国道134号を渡ると、新江ノ島水族館があります。
【10時20分~】新江ノ島水族館
(散歩開始から20分)
日本は、世界でも水族館の数が一番多いと聞いたことがあります。新江ノ島水族館は、頭に「新」が付いている通り、以前に他の水族館がありました。
その名も「江の島水族館」で、開演は古く1954年で戦後、日本初の近代化の水族館らしいです。ですがいろいろとあって、今の状態に引き継がれ2004年に「新江ノ島水族館」がオープンし今に至っています。
この水族館の特徴としてはクラゲですね。これだけの種類のクラゲは日本中でもなかなか観ることができない。江の島の近くという最高の立地もあり年間を通して多くの来場者がいるようです。
URL:https://www.enosui.com/
住所:〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2丁目19−1
アクセス:湘南モノレールの「江の島」駅から、徒歩15分
江ノ島電鉄の「江ノ島」駅から徒歩10分
小田急線の「片瀬江ノ島」駅から徒歩5分
今日の散歩コースとしては、そのまま水族館に入りません。その脇の道を通り、海に出ることができるので海岸線に進みます。
ここは遊歩道として整備されていますので散歩コースとしては最高です。新江ノ島水族館から江の島を観ることができます。晴れていれば夕陽越しに富士山も観ることができる最高の場所です。
【10時40分~】片瀬西浜・鵠沼海水浴場
(散歩開始から40分)
【11時~】江の島・茅ケ崎遊歩道
(散歩開始から1時間)
およそ10キロほど茅ケ崎まで砂浜の海岸線を整備された遊歩道があり、散歩する人や自転車で移動する人が利用しています。
サーフィンが盛んな地域なので、ボードをセットした自転車も多いです。ランニングのコースでもあり土日にもなると数十人のランナーとすれ違う地元民のおススメのコースです。
海を見渡すと右側に富士山が見え、江の島は左に見える場所です。海水浴場から少し離れると地元の人達やサーファーしかおらず、夏でも少し進めば、比較的、落ち着いています。
トレイや売店、自動販売機もあるので散歩コースとしてはおススメです。靴や服、髪の毛など、砂だらけになることは間違いないので注意が必要です。
スマホやカメラなどの精密機器はただでさえ潮風にあたっているので、さらに砂交じりになれば故障する確率は高くなります。気を付けましょう。
今日は、新江ノ島水族館あたりで富士山を観て引き返し、次の目的地に向かいます。地図上で言えば、江の島の東側に進みます。国道134号線沿いに歩くと、右手に片瀬東浜海水浴場です。
【11時10分】片瀬東浜海水浴場
(散歩開始から1時間10分)
夏になると海水浴客が都内や地方から何十万人と訪れる日本でも屈指の海水浴場(ビーチ)です。テレビなどでも多くの中継や放送があり一度は見た記憶があるとは思います。こことで豆知識です。
砂浜が黒い(濃い灰色)ので汚い、汚れているのでは?と勘違いする人も多いようですが、実は湘南の海岸(相模湾)の砂浜は砂鉄を多く含んでいます。
小さいころに公園の砂場で磁石を使い遊んだことも多いと思います。あの砂鉄です。砂浜が黒く見えるのは、汚れているからではなく、単に鉄分が多いからなのです。
確かに昔はゴミ袋や空き缶などよく流れ着いていましたが、今では比較的、綺麗です。海の透明度もエメラルドグリーンに近いような透き通った緑ががったブルーに見えます。
片瀬東浜海水浴場を右に見て国道134号線をさらに進むと防波堤があり腰越漁港です。
【11時30分~】腰越漁港
(散歩開始から1時間半)
腰越海岸と腰越漁港は、本当に小さいエリアですが、ここの腰越漁港の入り口の脇に建つ建物が腰越漁協組合が運営する売店、店舗があります。
ここの朝獲れの魚のフライやコロッケ、刺身は量も多く、値段も安いです。そして新鮮で美味しいのでぜひおすすめしたいです。
休日や夏休み期間は観光客で行列もできます。時間帯は要注意です。ちなみにテイクアウトもできるが、この辺りは有名なトンビが多いので気を付けて食べましょう。
袋から取り出し口に入れる瞬間を横から飛んできてサッと奪い去るので、鋭い爪が手に刺さると危険です。
観光客は何も知らず、一度は、被害に合うことが多いです。お菓子の袋くらいなら袋ごと持っていかれるので、特に子供に持たせない事も必要です。
腰越漁港を後にして134号線をさらに進むと少し小高い山を越えると右手に見えるのが小動神社があります。
【12時~】小動神社
(散歩開始から2時間)

国道134号線の向こう側にある神社が小動神社です。ここは、もともと、鎌倉幕府を開いた源頼朝が伊豆に流されていた時代の頃から仕えていた「佐々木盛綱」が、この地域の松や景色に感激したことが始まりだと言われています。
小動神社の先端には小さい展望台があって、相模湾の三浦半島の先から逗子、葉山、江の島、伊豆半島、遠くは富士山あたりまでよく見えます。地元民しか知らない、おススメめしたい絶景です。
住所:〒248-0033 神奈川県鎌倉市腰越2丁目9−12
アクセス:江ノ電、「江ノ島」駅から徒歩30分
ご朱印:頂けます。
国道34号線に戻り、鎌倉方面に進ます。右手が七里ガ浜です。江ノ電もこの辺りは海沿いを走るので、電車内ではよく歓声があがります。
江ノ電の「鎌倉高校前駅」を通過して先に歩く。そしてこの先はスラムダンクのエンディング曲のシーンで有名な江ノ電と七里ガ浜の踏切がある。
海岸線を歩き、七里ガ浜駅も通り過ぎります。先に見えてきたのが、島のような岩山が稲村ケ崎です。
【12時30分~】稲村ケ崎
(散歩開始から2時間30分)
この稲村ケ崎は、90年代の映画「稲村ジェーン」の舞台にもなった有名なサーフスポットだ。普段もサーファーがいるが、台風や風が強い日は、綺麗な大きな波ができることで有名な場所です。
映画にもなったが本当に数年に一度くらいの大きな波ができることがあるらしいです。
稲村サーフィン・クラシック
その大波の時にだけ開催される幻のサーフィン大会があり、直近では2013年の9月の台風20号の時に24年ぶりに「稲村サーフィンクラシック」が開催されれたことがあります。
国内のトップレベルのプロ選手が招待され大勢の観客も集まり盛大に開催がされました。
確かその時の大会の会長は総理大臣だった小泉純一郎でした。ある程度の大きな波が来ないと大会は開催せず延期となるまさに伝説の面白いサーファーらしい大会です。
またいつか、大きな波が来る際に開催するので、楽しみですね。
住所:神奈川県鎌倉市稲村ガ崎海岸
では、先に進みます、今日の散歩の終点。稲村ケ崎温泉に入って汗を流して帰りましょう。
【13時~】稲村ケ崎温泉
(散歩開始から3時間)
ここは最近リニューアルオープンして、綺麗になり、2階から眺めも良いです。
温泉の色は黒いので、びっくりしますが、その泉質は「炭酸水素塩冷鉱泉」らしく、殺菌効果の高い松の有機質成分を含んでいるらしいです。
最近まで世界で2か所しか確認されていなかった貴重な温泉資源のひとつでした。太古の古い時代は、この湘南・藤沢・鎌倉の地は昔からたくさんの松林が広がっていました。長い年月を経て、温泉の源泉になったとのことです。
1階の奥には家族風呂(個室)もあるので安心だ。
住所:〒248-0024 神奈川県鎌倉市稲村ガ崎1丁目16−13
アクセス:江ノ電、「稲村ケ崎」駅から徒130分
「湘南、江の島の周辺を巡る散歩コース」の感想
今日の散歩コースは冬がおススメです。人も少なく、のんびりと綺麗な海を見ながら散歩ができます。江の島や江ノ電、夕日や富士山も綺麗です。風が強いと砂だらけになるので注意が必要ですが、また来たいと思う散歩コースです。
「湘南、江の島の周辺を巡る散歩コース」まとめ
歩いた距離:約8300歩、約6635m
おにぎり:2個分
カロリー: 320kcal
寄り道なしの時間:2時間程度
ゆっくりと散歩時間:3時間半程度
レベル:初級者向け
アップダウン:ほぼない
開始駅:湘南モノレール江の島駅
終点駅:江ノ島電鉄、稲村ケ崎駅
スポット:新江ノ島水族館、腰越漁港、小動神社、七里ガ浜、稲村ケ崎、稲村ケ崎温泉